1103パパにか ママにか ハーモニカ
パパにか ママにか ハーモニカ
小林あき:作・絵
A5判 118ページ 上製 定価:本体1,200円+税
ISBN978-4-86261-075-1
発行:2010年7月
対象:小学校中学年~
内容
家庭にめぐまれない子どもたちが暮らす児童ホーム、5月5日のイベントに、なぞめいた夫婦がやってきた。こよみとしょうくんに面会した夫婦は、夏になると姉弟を旅行につれ出す。養育家庭制度、この家族はこんなふうにはじまりました。
児童養護施設で暮らす姉弟が、里親と結ばれるまでのキラキラした物語。 様々な事情から親と暮らせない子どもたちは、児童養護施設で親を待つ。 または、自立するまでほかの子どもたちとともに暮らす。 待っても、親の迎えがない子どもたちも多い。 実親と暮らせない子ども、子どもに恵まれない大人、血縁がなくても子どもを育てたいと願う大人たち。そんな大人と子どもが出会って親子になるまでの心の葛藤を描く。
目次
第一章 その夫婦は子どもの日にやってきました
第二章 とびっきりの思い出とは高原でのカケッコでした
第三章 「ただいま」と帰れる『おうち』
それから それから
著者プロフィール
■作・絵:小林あき(コバヤシ アキ)
1944年生まれ。東京在住。
絵画療法・洋画家。
1978年に、はじめての現代詩集『時計草の咲く家』を詩学社から出す。
東ドイツや北欧、イギリスの児童施設を訪ねる。
著書に「古風なトランク」「風のハンドルは白い雲 マキちゃんと車いすドライバー」など。
詩誌『孔雀船』同人。日本児童文学者協会会員。日本ワイルドライフ・アート協会会員、日本臨床心理学会会員。