7801山は富士
瀬川成躬句集
「山は富士」
内容
「平和」について思うこと、教員生活を通じてふれあった子どもたちのこと、ともに過ごした同僚たちのこと、愛おしい家族のこと、故郷のこと、うつろう季節や自然のこと……。
かけがえのない瞬間、胸に抱いた想いを<五・七・五>のリズムに刻み、積み重ねてきた著者の第一句集。
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しわしわの手からもみじの手へ九条
(『東京新聞』 2015年2月10日掲載)
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目次
平和を詠む
人に
卒業式
春 光の矢
夏 夕蛙
秋 新蕎麦
冬 富士眠る
辞世の句
所収一覧/あとがき
著者プロフィール
■句:瀬川成躬(セガワ ナルミ)
1939年、静岡県富士宮市生まれ。
1961年4月〜1999年3月まで38年間公立小学校教員を勤め、川崎市立金程小学校にて退職。
2014年3月 歌集『秋桜』(てらいんく)を発行。
■画:芹沢清人(セリザワキヨト)
1930年−2011年。
静岡県富士宮市生まれ。
1958年 東京新聞社入社。
1967年 東京新聞社川崎支局勤務。
1971年 川崎公害報道研究会の活動で日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞受賞。
○主な著書
『ふるさとの名は川崎』(高文研, 1991年)
『検証 川崎公害』(多摩川新聞社, 1994年)