1106山の子みや子
「山の子みや子」
石井 和代 著、稲田善樹 絵
A5上製 206ページ 本体1800円+税
ISBN 978-4-86261-091-1
発行:2012年05月10日
対象:小学校中学年~
★日本図書館協会選定図書
受賞
第23回椋鳩十児童文学賞受賞(2013)
目次
春が来た/鹿踊り/東北風の吹くころ/虫たちの夏/月夜の牧場/かあさんの家出/吹雪の夜/春が来る
内容
8話で構成される創作、短編集。
岩手県田野畑村で山地酪農を営む家族の物語。
都会で育ちながらも、山の生活にとびこんだ父親、それを支える母親、兄弟3人、友だち、牧場の牛、近隣の人間模様・くらしを長女みや子の目を通して描く。
厳しい山の生活、牧場のくらしのなかでの家族の絆、幸福、生きる、がテーマ。
追記
舞台は、岩手県田野畑村。山地酪農を営む家族の物語。
田野畑村(たのはたむら)は、日本の岩手県下閉伊郡にある、太平洋に面した村です。
田野畑村には、過去のつなみの恐ろしさを伝える津波石があり、「三陸海岸大津波」を著した吉村昭が何度も取材に訪れたことで知られています。
著者プロフィール
■作:石井 和代(いしい かずよ)
大正11年東京都生まれ。90歳。千葉県市川市在住。
埼玉県、千葉県の小学校に47年間勤務。創作を岩崎京子氏、砂田弘氏に師事。「かんちゃんの詩」で石川県知事賞、「とうさんの安来節」で愛の会童話第一位、「アフリカシンフォニー」で千葉日報入賞。その他、「みや子の山道」「夕やけドライブ」「花火の夜」を『びわの実ノート』に掲載など、創作、民話、エッセイ多数。
■絵:稲田善樹(イナダ ヨシキ)
1933年、中国・旧満州生まれ。サラリーマン生活を送った後、モンゴル、グワァテマラなどを旅する。絵本に、ジャンビーン・ダシドントク作『みどりの馬』、大竹桂子作『おじいちゃんの山』、宇留賀佳代子作『ピンク色の雲』等多数。