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1201沖縄の妖精キジムナーの約束

沖縄の妖精 キジムナーの約束

出口富美子:作 曽我舞:絵
定価:本体1,143円+税
A5判 151頁 上製 ISBN978-4-86261-014-0
発行:2003年6月
対象:小学校低学年~

★日本図書館協会選定図書

★ご注文について

キジムナーの約束

内容

戦争でからだにも心にも傷を負い心を閉ざした少年が沖縄に伝わる妖精キジムナ—との交流からしだいに心を開いていく物語。
沖縄に昔から伝えられるキジムナーという妖精と、戦争で心と体に傷を負った少年との交流、人と自然との共生を描く。

沖縄の妖精―キジムナーをめぐって、森の中で動物たちの会議が続く。
シラサギの夫婦、イノシシの親子、ヤマガメの兄弟、三百年も生きている物知りのフクロウ―ギョロじいさんが語る、エピソードの数々。
戦争で心と体に傷を負った少年ワタルと、キジムナーは、シバサシの祭りで初めて知り合う。

「自然のいのちの宝庫」といわれる沖縄の森から生まれたいのち、キジムナーが守った約束とは何だったのか……。

目次

シラサギが語ったキジムナーの話/ヤマガメの弟が語ったキジムナーの話/
イノシシの母親が語る今帰仁のキジムナーの話/ヤマガメの兄が語った浜比嘉島のキジムナーの話/
シラサギの妻が語った玉城村の話/「約束」についての森の会議/アコウとガジュマルの話/
カマドーばあさんとキジムナーの話/約束を守ったキジムナー

著者プロフィール

■作:出口富美子(デグチ フミコ)

北海道森町生まれ。詩人・作家・陶芸家。
‘92〜02 平和を呼びかける創作陶板レリーフによる獅子チャリティ「いのちかがやけ」展を全国巡回する。
‘97〜03 投稿雑誌「大好き沖縄」(季刊)発行。
‘99〜03現在 那覇市観光大使に任命される。

著作
’71 「はるか北へ」苫小牧民報紙連載
’79 「みじかい夏」NHK北海道ラジオドラマ
’84 「フランス外人部隊」苫小牧民報紙連載
’84 朗誦詩「卑弥呼口伝」NHK・道詩人協会朗読詩コンクールで最優秀賞
’85 「青春のブラックホール」講談社
’95 「孤児になった沖縄ーパスポートから見えてくる戦後ー」夢譚書房

■絵:曽我舞(ソガ マイ)

岐阜県生まれ。三重大学美術科卒業。高校教員を経て、絵本・童話・イラストレーション・紀行文などを手がける。

著書
「みみちゃんはプリンセス」あかね書房
「ワニニンのとくべつな一日」理論社
「地下の国のティーパーティー」小峰書店

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