1209猫年2月30日
猫年2月30日
西沢杏子:著 西沢糸信:表紙絵
A5判変型 66ページ 上製 定価:本体1,500円+税
ISBN978-4-86261-134-5 C0093
発行:2018年2月
内容
ちょっぴり不思議でほろ苦い、ありそうでない、ないけどありそうな、猫年、2月30日の物語。
家主が亡くなった猫屋敷に住み続け、つやつやの毛並みを保つ猫たち、バーで孤独にグラスを傾ける竜之介、静かな森でおばあさんと暮らすイカダ……。猫たちの十猫十色の生き様を描く掌篇集。
目次
Ⅰ 猫屋敷の白いばあやたち
Ⅱ 『またたび』『ふたたび』
Ⅲ 窓
Ⅳ 月の卵
Ⅴ 猫の星
Ⅵ ハンカチのなかの“しあわせ”
Ⅶ えのころバイク
Ⅷ ストーブが……燃え始めました
著者プロフィール
■著:西沢杏子(ニシザワ キョウコ)
詩人・作家。詩集に『虫の落とし文』(朝日新聞連載)『虫の恋文』(第19回三越左千夫少年詩賞受賞)『ズレる?』(第15 回丸山豊記念現代詩賞受賞)など。絵本に『おちばのプール』、写真絵本に『はじめまして!こうていペンギン』『どんどん どんぐり』など。幼年童話に『トカゲのはしご』(毎日新聞小さな童話大賞「山下明生賞」受賞)『むしむしたんけんたい』シリーズ三巻。児童小説に『青い一角』シリーズ四巻など。日本児童文学者協会、日本文藝家協会会員。