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2013年4月9日

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  • 2013年4月9日

椋鳩十児童文学賞受賞!!

「山の子みや子」が、第23回 椋鳩十児童文学賞を受賞いたしました。

★椋鳩十児童文学賞とは

日本を代表する児童文学者 椋鳩十氏の業績を永く顕彰するとともに、新たな児童文学者の発掘と児童文学の発展に寄与するために、鹿児島市が市制100周年を記念して、平成2年に創設したものです。

鹿児島市ホームページ

★作品紹介

山の子みや子

「山の子みや子」(石井和代・作/稲田善樹・絵)
A5上製 206ページ 本体1800円+税
ISBN 978-4-86261-091-1
対象:小学校中学年~

8話で構成される創作短編集。岩手県田野畑村で山地酪農を営む家族の物語。都会で育ちながらも、山の生活にとびこんだ父親、それを支える母親、兄弟、友だち、牧場の牛、近隣の人間模様・くらしを長女みや子の目を通して描く。自宅に電気が通じることになり大喜びのみや子、しかし、それには、慣れ親しんだ岩や大樹をなくすことを知り心を痛める。家族一丸となり牛の面倒をみるみや子の家族。厳しい山の生活、牧場のくらしのなかでの家族の絆、幸福、生きる、がテーマ。
山地酪農は、夏でも冬でも牛たちを放牧地に放し飼いにし、乳をしぼるときだけ小舎にいれて飼料をやる。こうした自然のなかで牛を飼うと強くていい乳のとれる牛になるという。
田野畑村(たのはたむら)は、日本の岩手県下閉伊郡にある、太平洋に面した村です。過去のつなみの恐ろしさを伝える津波石があり、「三陸海岸大津波」を著した吉村昭氏が何度も取材に訪れたことで知られています。

★作者紹介  

石井 和代(いしい かずよ)

大正11年東京都生まれ。90歳。千葉県市川市在住。
埼玉県、千葉県の小学校に47年間勤務。創作を岩崎京子氏、砂田弘氏に師事。「かんちゃんの詩」で石川県知事賞、「とうさんの安来節」で愛の会童話第一位、「アフリカシンフォニー」で千葉日報入賞。その他、「みや子の山道」「夕やけドライブ」「花火の夜」を『びわの実ノート』に掲載など、創作、民話、エッセイ多数ある。

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