(TERRA INCognita 児童文学専門出版社)  出版のご相談承ります!

3150さやのお舟

子ども 詩のポケット50
さやのお舟

くらた ここのみ:著 なくみ:絵
B5変上製 128ページ 定価:本体1,800円+税
ISBN978-4-86261-133-8 C8392
発行:2017年10月
対象:小学校低学年~

★ご注文について

さやのお舟

内容

くらたここのみ童謡詩集。
珠玉の言葉で綴った66編を収載!

★ここのみさんの詩にふれると、不思議な安らぎに出会います。日常の何気ない生命(いのち)に対しての感動にふれさせてくれるからでしょう。その生命は動植物だけでなく、自然の様相の全てのように思われます。どれもが理屈を超えて自然と一体になれる不思議な言葉力を感じます。――「くらた ここのみ さんの 詩集 珠玉の詩に寄せて」(坪能克裕)より

*******************
しだれやなぎの小枝の先に
とんでは落ちる雨蛙
とんでは落ちてとんでは落ちて
とうとうさいごにとびつけた

それを見ていた道風さまは
蛙ながらにあっぱれと
心うたれていついつまでも
筆のけいこに励まれた

「道風さま─小野道風の話より─」より
*******************

目次

まえがき

一 さやのお舟

さやのお舟/たんたん法師/奈良に都があったころ/蜂飼いの大臣/道風さま/太陽鳥/ようこそ ざぼん/市長さんの 金の靴/瑞軒の智恵/おらが殿様/雀の歌声/京都の蛙と 大坂の蛙/少年西郷吉之助/メーソン先生はヴァイオリンをひいた/蛇口の土産  

二 たいこ

きゅうこんちゃん/ピマ ピッピ/きいたかな/ファイトだ 運動会/信号 よし/ぼくの番の ぼく/いっぽ にほ さんぽ/しゃっくり/ねこの手/熱帯夜/たいこ/からすの スキップ/かえるは ねんね/ほうれん草が すき/いのこずちだらけ/6Bの えんぴつ/とんでいった 猫の蚤

三 オストアンデール

かぴばらの 鼻唄/コロンブスの 卵/じさまの じいさま/このぼうし/ふんころがし/オストアンデール/うがい/こんにゃく/春の てんぷら/カンガルーは かんがえる  

四 つぼ

インタビュー/気まぐれ ロボット/ポスター猫/つぼ/プッカルン/ブロッコリーの木の下で/ポテトチップス お月さま  

五 心を広い大空へ

こしかけても いいですか/入道雲/げた/たくあん作り/花をつんであげよう/山に登って ボランティア/おはようの うた/糸切り歯/夏休みの はがき/なにかいい いれもの/きつねの コンコン/雪のふる日は 手紙がほしい/守宮節/お猿のつり橋/動物園の ライオンさん/短冊の歌/心を 広い大空へ

「さやのお舟」に寄せて
あとがき

著者プロフィール

■著:くらた ここのみ

1951 年11 月、鹿児島県肝属郡田代町生まれ。小5 より歌作りに興味を持つ。金沢に転居の年(1978)より『文芸集団』(金沢)に童謡の投稿を始める。日本童話会(後藤楢なら根ね 主宰)・日本子供の歌の会・花時計・日本童謡協会その他を経て、現在、ぴちぽちの会・綾の会・わたげの会に所属。佐佐木信綱研究会会員。
童謡詩集『秋のきつね』『さくらのトンネル』、CD『はじめましてのうた』、歌曲集『赤いつばき白いつばき』(すずきしげお作曲)、絵本『かえるくん』(フレーベル館)、研究書『明治唱歌の誕生』(勉誠出版)その他を出版。学校教材「花の歌を歌ったら」(橋本祥路作曲)はいろいろな合唱団に歌われている。作詞家故名村宏氏、作曲家坪能克裕氏に師事。金沢子どもの歌の会代表として「うたのゆうえんち」を主宰。大学勤務。金沢市在住。

■絵:なくみ
金沢工業大学ライブラリーセンター(ライティングセンター)勤務。
1952 年、石川県野々市市生まれ。1974 年、東京学芸大学(高等学校特別教科教員養成課程・芸術・書道)卒。同年4 月より石川県教育職員として着任。43 年の教職を経て現職に至る。絵は、1980 年代、黒田桜の園氏に師事。

powered by Quick Homepage Maker 5.3
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional