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3307徳丸邦子詩集

現代児童文学詩人選集
徳丸邦子詩集

徳丸邦子:著
四六判 192ページ 定価:1,400円+税
ISBN978-4-86261-188-8 C8392
発行:2024年8月

★ご注文について

9784862611888徳丸邦子詩集400

内容

少年詩と現代詩との双方にて活躍してきた徳丸邦子の、その多年にわたる道すじを凝縮して一冊にまとめたシリーズ最新刊。
詩誌「蝸牛」の主宰者として知られる著者のすべてがここにつまっている。吉田定一、高丸もと子、菊永謙の三氏の評論も収録。

「詩人論・作品論」抜粋

徳丸さんの詩は、読み手によって、変幻自在に味わい楽しむことができる。
それは巧みな比喩と、事象を射抜く目、そして優しい人柄に裏打ちされた深い人生観が投影されているからに他ならない。
(高丸もと子「ゆったりとした日めぐりの中で懐かしい淵に誘われていく詩篇」より)

目次

◎詩篇

Ⅰ はる
はる/地球号/しろいよる/かみさま/しんねん/そよかぜ/ハッハッ ハル/風よ/夕ぐれのみち/あかちゃんがきた/一月/くもやーい/こねこちゃん/とおりゃんせ/ゆめねこ/そらとぶどなべ 

Ⅱ どこから
プンプンプン/雪えくぼ/パレード/ないしょばなし/春のただ中で/ふろだよ ふろだ/ねえ おかあさん/いわないで/どこから/夜中/その時のために/くだものの怪/はたけの怪/しりとりうた/ごんぼ/おこりんぼう/きざむ言葉 

Ⅲ 詩集『わたろかな もどろかな』より
わたろかな もどろかな/あったらいいな/ねんねしな/ねむりうた/はてな?/しりとりうた 

Ⅳ 詩集『ねむれないこもりうた』より
みてました/ねこっかぶり/あり/ねむれないこもりうた/てとてとおんど/さんぽ  

◎童話篇

げたかくし/ハチゴロ一家/おばあちゃんといっしょ 

◎エッセイ篇

あすなろ文庫 
小学生と詩を楽しむ 

◎詩人論・作品論

ことばあそびで奏でる ファンタスチック詩の光景―ナンセンスのセンスを連れて(吉田定一) 
ゆったりとした日めぐりの中で懐かしい淵に誘われていく詩篇(高丸もと子)
ファンタジーとリアリズムの交差(菊永謙)
                     

楽譜―ねむりうた/ねんねしな
主な著作・詩人の歩み
                

著者プロフィール

■徳丸邦子(とくまる くにこ)

1942年 広島市中区(現在)平野町で生まれる
1945年 6月、広島県安芸郡府中町に疎開 原爆を免れる
1945年 8月6日 市内にて父が原爆により死亡
1965年 大学卒業(図書館学を学ぶ)
1966年 結婚して上京
1978年 川崎市麻生区の自宅にてあすなろ文庫開設。近所の子どもたちに絵本を読み、昔話の語りを始めた。(2009年 閉館。近所に図書館の分館ができたため)
1987年 「おはなしたまてばこ」を立ち上げ、麻生図書館の図書館員さんたちと共に毎週水曜日に、おはなしひろばを始める。小学生の部があまりにも参加者が少ないので、こちらから学校へ出前に行くことに決めた。手分けして麻生区の小学校の校長先生に出前の趣旨を説明して回った。この年東柿生小学校をかわきりに、各小学校へのお話の出前が広がった。
1988年 第6回アンデルセンのメルヘン大賞に「げたかくし」で入賞。
1989年 講師吉田定一氏による詩の10回連続講座に参加したことから、詩を書き始める。現代詩の「さやえんどう」同人(2014年解散)
1993年 第23回神奈川新聞文芸コンクールで「過去の鏡」が佳作となり全文が神奈川新聞に掲載された。
1998年 詩と童謡「蝸牛」同人
2008年 あすなろ文庫における子どもへの読書活動実践により、文部科学大臣表彰を受ける。
2010年 詩誌「かたつむり」同人となり今日に至る。
2020年 「小説を書こう」(朝日カルチャーセンターの講座)に参加し、小説、童話に挑戦している。
2020年 10月、「伽羅」同人となり、再び現代詩を書き始める。

◎主な著作

現代詩/呪文(さやえんどう詩社)1996年、リンゴをかじったあとで(てらいんく)2009年、心に咲く花(てらいんく)2011年
少年詩集/ねむれないこもりうた(らくだ出版)1996年、わたろかな もどろかな(てらいんく)2003年
その他/みんなで楽しむ絵本(てらいんく)2008年

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