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4126漱石爽快記

てらいんくの評論
漱石爽快記 俳句・小説・人と人とのつながり

竹長吉正:著
四六判並製 268ページ  
定価:2,300円+税
ISBN978-4-86261-173-4
発行:2022年6月

★ご注文について

9784862611734漱石爽快記

内容

〜普通の人、夏目金之助。〜

だれよりもスケールの大きい作家でありながら、その素顔は一介の教員であり、俳句をたしなむ自然愛好の文学者であった漱石。
彼の小説、俳句、ファンとの手紙のやりとりなどから浮かび上がる、「人間・漱石」の魅力とは!?

本文より

「いつまでも残しておきたい手紙」というものがあるとすれば、その一つにわたくしは漱石の手紙を挙げる。折にふれてそれを取りだし、読んでみたい。また、なつかしいその筆跡を眺めてみたい。
(「第十章 漱石後期の手紙」より)

目次

第一章 漱石研究の初歩二篇
第二章 漱石作品の面白さ―軽快な文体に快感
第三章 夏目漱石と俳句
第四章 漱石の俳句と謡曲
第五章 里見美禰子と杉村秋美―『三四郎』の女性像を追って
第六章 家族小説としての『門』
第七章 石坂養平と夏目漱石
第八章 漱石ゆかりの人、日高只一
第九章 漱石ゆかりの人、四方田美男
第十章 漱石後期の手紙―四方田美男宛など
第十一章 漱石『満韓ところどころ』と後藤新平
第十二章 柄谷行人の「漱石試論」を読む―「自己本位」と「自立」の間
第十三章 わたくしの漱石研究史の一端―島村盛助、多田裕計、宮崎利秀のこと
第十四章 研究者からの書簡
第十五章 ワーズワス詩鈔
第十六章 夏目漱石の研究文献精選目録
写真解説
あとがき

著者プロフィール

竹長 吉正(たけなが よしまさ)
1946年、福井県生まれ。埼玉大学名誉教授。白鷗大学、埼玉県立衛生短期大学(現、埼玉県立大学)、群馬県立女子大学などでも講義を行った。俳号は竹長整史。
日本近代文学、児童文学、国語教育の講義を行い、著書を出版。
『日本近代戦争文学史』『文学教育の坩堝』『霜田史光 作品と研究』『ピノッキオ物語の研究—日本における翻訳・戯曲・紙芝居・国語教材等—』『石垣りん・吉野弘・茨木のり子  詩人の世界—(附)西川満詩鈔ほか—』『石井桃子論ほか—現代日本児童文学への視点—』など。

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